お洒落な美容室を出店するか?ダサくても儲かる美容室を出店するか?
どうも~。俺は近々美容室を開業する予定の30代美容師。でも、今 美容室開業について凄く悩んでいる。
そこで、今日は美容室を経営して大成功している先輩美容師に相談にやってきた。
お疲れ様です!
おう!どうしたー。久しぶりだなー。
本当にお久しぶりです。
で、どうしたー。
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コチラは、僕の以前働いていた美容室の先輩。先輩は独立して自分のお店を持った。今は、5店舗の美容室を所有しているオーナー美容師だ。
今日は、そんな先輩に相談事があってやってきた。
はい。実は僕も美容室を開業しようと思いまして~。
お!そうかー。やる気になったんだなー。美容師は、雇われている間は貧乏だからな~。
そうなんです。結婚もしたし、月給22万円じゃ苦しいので。自分でお店を始めてドカンと儲けようと思っています。
いいねー。そういう野心は大切だよー。それが無きゃ頑張りようがないからねー。
はい。そうなんです。そこで先輩に相談事がありまして、今日はやってきたんです。
そうだったのかー。何でも聞いてやるから言ってみろー。
はい。ありがとうございます。今、迷っているんです。
迷っている?何に?
はい。お店のコンセプトにです。
なるほどー。美容室をどうやって運営していくかのコンセプトは大切だからなー。悩んで当然だー。
そうなんです。今迷っているのは、少しお金を掛けてお洒落で若者向けのサロンを作るか、お金を掛けずに少しダサく年配客をターゲットにするサロンにするか、の2択なんです。
なるほどね。分かるよー。でも、本当はお洒落で若者向けのヘアサロンを作りたいんだろう?
はい。正直に言うとそうなんです。
まあ、独立開業する美容師の多くがそのように考えるね。
はい。
じゃあ、なぜ今これだけ多くの美容室が出来ては、潰れての繰り返しだと思う?
う~ん。分かりません。
そりゃ~なー、お洒落で若者向けのヘアサロンを作る美容師が多いからだよ。そんな事をするから、ライバルがどんどん増え、自分で自分の首を絞めている結果になるんだ。そりゃ~、美容室も潰れるよ。
確かにそうですね。潰れている美容室って、若者をターゲットにしたお洒落美容室ですね。
じゃあ、年配客をターゲットにした美容室って潰れているかい?
そう言われてみれば・・・。ほとんど潰れずに生き残っています。僕の家の近所にある美容室もダサい感じなのですが、ずっと営業しています。働いている美容師もイケていない感じの人ばかりです。
まあ、そういう事だ。美容室も結局ビジネスだからね。自分の趣味でやるなら別だが、儲からなきゃすぐに潰れてしまう。若者をターゲットにしたお洒落サロンは、経費だけ多く掛かって結局儲からないんだよ。
そうなんですね。
若者をターゲットにしてしまうと、常に新しいサービス、商品を導入しなければならない。また、広告も常に打たなければならない。SNSの口コミにも注意をしなければならない。 とにかくお金と時間と精神力が必要なんだ。
わ!大変そうですね。お金も時間も掛かるんですね。 で、確かにSNSは怖いです。
だろうー。それに若者は1つの美容室に定着しにくい。更に単価も低くなりがち。定期的に来店してくれる事もない。いい所なんて1つも無いのさー。
なるほど・・・。
だから、少しダサくても良いからお金を掛けずに年配客をターゲットにした美容室を出店したほうが成功する確率は高いというワケ。年配客は、白髪染めやパーマを掛けに定期的に来店してくれる。1度気に入ってくれれば簡単にお店を離れる事はない。SNSに悪い口コミを書かれるリスクも少ない。広告宣伝を毎月打たなくても、DM(ダイレクトメール)だけで来店してくれる。
確かにそうです。年配客は定期的に来店してくれますね。浮気もしませんね。気に入ってくれればずっと来てくれますね。単価も高いです!
だろー。じゃあ、どっちのコンセプトで美容室を始めれば良いか分かるよな?
はい。はっきりと分かりました。僕が出すお店のコンセプトは、少しダサ目の年配客をターゲットにした美容室です!
うん。まあ、絶対ではないが成功する確率は確実に高いな。
そうですね。いや~、先輩に相談して本当に良かったです。これでうまくいく気がします!ありがとうございます。
おお~!良いって事よー。美容室なんて儲からなきゃやってられないからなー。自分がやりたい事をするんじゃないぞ!儲かる事をするんだぞー!
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